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異国情緒あふれる春のポルトガルランチ☆


Photo by Takeshi Fukuhara

 今月のランチ会は、フレーズ宛に直々に「ランチを作らせてください!」とメールをくださった、ポルトガル料理家の柴田奈津実さん。これまでランチ会をしてくださった料理家さんたちともお知り合いで、フレーズランチ会を知ってくださったとのこと!

 フードコーディネーターのアシスタント時代にポルトガル料理の魅力にハマったという柴田さん。昨年1年間ポルトガルで郷土料理を学び、今回はそこで培った素朴な家庭料理を披露いただきました。

 ご用意いただいたのは6品。タラのかき揚げ「バタニスカス・バカリャウ」はタラのうまみがあふれる、見た目と食感が薩摩揚げのようなお料理。豚とアサリのアレンテージョ風「カルネ・ド・ボルコ・ア・アレンテジャーナ」は、柴田さんをポルトガル料理に目覚めさせたという、魚介とお肉という組み合わせのポルトガル南部の伝統料理。ほくほくジャガイモ、レモンもどっさり一緒に盛って、魚介とお肉のうまみと合わせていただきました。みなさん、このだし汁がたまらなくおいしいと、具を食べ終えた後、残りのだし汁をさらに菜花ごはん「アローシュ・デ・グレーロシュ」にかけて食べると絶品! 柴田さんも「実はそうやって召し上がってもらいたかった」と喜んでいました。

 最後にデザート「トルタ・デ・ラランジャ」というオレンジのタルトも☆ まるで「伊達巻?」のような見た目(笑)の甘いケーキで、柴田さんのお知り合いから提供いただいた軽井沢コーヒーと一緒においしくいただきました!

 「ポルトガル料理は素材の味を大事にしていて、特別なスパイスを使ったり、複雑な味付けはいっさいなく、素朴な味が特徴」という柴田さん。確かにどれも素朴で、でもだしのうまみや塩気が程よくて、遠い異国のはずのポルトガルも身近に感じることができました!

柴田さん、素敵なランチをご用意してくださってありがとうございました~!

気になるメニューはこちら↓

●カルド・ヴェルデ(ジャガイモとキャベツのスープ)

●ビーツのサラダ

●パタニスカス・バカリャウ(タラのかき揚げ)

●カルネ・ド・ボルコ・ア・アレンテジャーナ(豚とアサリのアレンテージョ風)

●アローシュ・デ・グレーロシュ(菜花ごはん)

●トルタ・デ・ラランジャ(オレンジのタルト)

 

Photo by Naomi Kawakami

<柴田奈津実さんプロフィール>

大学卒業後、フードコーディネーターのアシスタントとなり、知人の勧めをきっかけにポルトガル料理に惹かれる。ポルトガルを旅し、各地の家庭の台所、レストランで料理を学び、有馬温泉のポルトガル料理レストラン「A COMILONA 堂加亭」のシェフを務める。2018年から1年間ポルトガルで生活し、様々な地域のレストランで働きながら独自の郷土料理や家庭料理を学ぶ。現在、東京でポルトガル料理を広めるべく、ケータリング、料理教室などで活動中。

提供/ボトルコーヒー「ZENZO ROAST」: https://monocoto-fs.jp/

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