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夏疲労のカラダを整える、韓方家庭料理ランチ会



今月は韓国・仁川出身で韓国料理教室とケータリングで料理家として活動しているキム・ナレさんの韓方家庭料理ランチ会。

韓国の南部ローカル、「慶尚南道」地方の地域活性化・創生プロジェクトでプロデューサーとして参加されているチーム・ツクリカの越中さんが、プロジェクトを通じてナレさん知り合い、お料理が何せとってもキレイ!食べたらおいしい!そして韓国料理だけでなく西洋料理も学んでいて、食文化の歴史など知識もある。この素敵な料理家さんのことを是非紹介したい!とお話をいただき、今回の会が実現。


まずは伝統のレシピで作るスイカの水キムチ素麺。「スイカの素麺って甘いと思いがちですが、全然甘くないので、まずは食べてみて-」というナレさん。スッキリした味でいくらでも食べられそう!笑

ナレさん指導のもと、朝から延々プロデューサーが焼いたとうもろこしのチヂミは生地にもとうもろこしのペーストが入っていて、食べた瞬間甘さと香りがひろがりこれまたおいしい~

そして野菜たっぷりのビビンパは1つづの食材を別々に丁寧に味つけしてあり、ナレさんのお料理に対する愛情が感じられる1品でした。手作りの肉みそも絶品。「空気を入れて、ごはんの白いところがなくなるくらいよく混ぜて食べてください」というお話にみんな真剣に混ぜ混ぜ。「こんなにちゃんと混ぜたことなかったー」という声も多数ありましたが、本当に混ぜたほうがおいしいんだなぁと実感しました。


韓方ポッサムも、日本人の常識では考えられないトロトロに煮込んだわかめスープも、とってもおいしかった!


そしてデザート。韓国では食後に甘いものを食べる習慣がないとのことで、普段はナレさんはあまりデザートは作らないそうなのですが、今回韓国の文化を知ってもらおうと王族や貴族しか食べられない宮廷料理の中から五味子のゼリーと海苔の天ぷらを、ドゥングレ茶という韓国の家庭ではよく飲まれているというお茶と共にいただきました。


参加されたみなさんも食材や調理法にとても興味持ってくださり、質問も多数出て、とても勉強になったーという声もたくさんいただきました。

あらためて、ナレさん、越中さん、ありがとうございました-!

気になるメニューはこちら↓

*伝統のレシピで作るスイカの水キムチ素麺

*とうもろこしチヂミの柑橘タレ添え

*韓方(韓国漢方)ポッサム(茹で豚)

*日本の夏を乗り切るカラダに野菜料理モリモリ・ビビンバ

*韓国ママたちのわかめスープ

*デザート

 ・温故知新の五味子ゼリー

 ・宮廷料理のお食後(海苔の天ぷら)

*ドゥングレ茶

 

Photo by Taku Fukuoka

〈金(キム)ナレ さんプロフィール〉

韓国・仁川出身。 日本で服部栄養専門学校を卒業後、イタリアンや地中海レストランで修行を積む。 2015年より韓国料理教室とケータリングで料理家としての活動を始める。「味わっておいしい」上に「見た目にも美しい」五感に訴える料理にこだわる。現在は、野菜料理がおいしい韓国・大邱(テグ)出身の母の味と、辛味がなくて淡白だが味わい深い北朝鮮出身の祖父の味をベースにした「健康に良く、身体の芯まで届く料理」をモットーに、日本の旬の食材を使って日本のご家庭でもアレンジできる料理や、独自の発展を続ける韓国の薬膳料理などを取り入れた創作レシピで活躍中。


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