京都育ち久保香菜子さんの京風お昼ごはんランチ会
今月のフレーズランチ会は京都出身の料理家久保香菜子さんの京風お昼ご飯。幾度となく書籍のお仕事でも御一緒し、お会いする機会も多いものの、大御所の久保先生、「ランチ会やってくださいー」と気軽に言うのはちょっと緊張しましたが、きっと食べたい人いっぱいいるよね!と思い切ってお声かけしたら快くOKしてくださいました。 当日朝は下準備したものが宅急便で到着、ご本人は手ぶらで登場。
準備もすぐに終わり、「30分早める〜?」と余裕すぎる。笑。
まずは、菊姫大吟醸酒粕の粕汁。今まで食べたことがないくらい濃厚でおいしい−!
加薬ご飯はご飯だから、お汁とお漬けものを食べることができる薄味に、というお話に、なるほどと納得。
鰆の酒塩柚子焼きも、なんともふっくら!でも皮はパリッとしておいしかった〜! コツを聞かれると「オーブンがエラいのよ」とさらり。でもよくよく聞くと朝からずっとオーブンに余熱入れていて、余熱時間の長さでも焼き上がりに差が出るとか! 久保先生のお話に、いろいろ勉強にもなりました。
栗の食べ比べを毎年している久保先生、締めの「栗蒸し羊羹、干し柿添え」は栗蒸し羊羹のペーストと渋皮煮は品種、産地を変えているそう。こちらも絶品で「どこの和菓子屋さんよりも上品!」「1本持って帰りたい〜」という声も、笑
年末が近づいてきて、忙しくしているスタッフもほっと癒やされるお味でした。
久保先生、ごちそうさまでした。
Photo by Naomi Kawakami
気になるメニューはこちら↓
○京風加薬ご飯、新物赤蕪漬け
○菊姫大吟醸酒粕の粕汁
○鰆の酒塩柚子焼き、彩二十日大根の塩漬け
○春菊とせりの鬼胡桃白酢和え
○庄内麩と菊花、白菜の煮浸し
○栗蒸し羊羹
〈久保香菜子さんプロフィール〉
料理研究家としてテレビや書籍、雑誌で活躍する他、料理制作やスタイリング、レストランのメニュー開発、料理教室主宰など食の世界で幅広く活躍。著書は『美しい一汁二菜』(河出書房新社)、『野菜の小鉢』(河出書房新社)、『きちんと、おいしい 昔ながらの料理』、『旬の味手帖 秋と冬』(ともに成美堂出版)など多数。